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地盤の「固さ」と「揺れやすさ」

2021.04.14

家を建てるときは、あらかじめ「地盤調査」を行います。

これは、その地盤にはどの程度の固さがあって、建てようとする家の重さに耐えられるかの地盤の縦方向の状態「地耐力」を判断するものです。

もし、家を支えられる固さが不足していれば「地盤改良」が必要になります。その場合、地盤改良をすると家が沈んだり傾いたりすることは防げますが、地震による揺れが小さくなるということはありません。家の真下の部分だけを補強してもその地域の地盤全体が固くなるわけではありませんので、あくまでも家の沈下を防ぐためのものです。

一方、横方向の状態は「微動探査」という調査によってその地盤の「揺れやすさ」を調べることができます。地下や海底で発生した地震による揺れが地表面に達したときにどのくらい揺れが増えるかの「増幅率」がわかります。

A(低め):1.0未満、B(やや低め):1.0以上1.4未満、C(中程度):1.4以上1.6未満、D(やや高め):1.6以上2.0未満以上、E(高め):2.0以上の5段階で表されます。例えば1.5の場合、地震が起こった場所の揺れが足元に伝わった時に元の揺れの1.5倍の揺れが起こるということです。

残念ながら地盤の揺れやすさを少なくすることは難しいので、建物を揺れに対して強くすることが対策となります。

具体的には、耐力壁という地震の揺れに対して対抗する壁の量を多くしたりその壁を偏りなくバランスよく配置して家の耐震性能を高めます。その際、耐震性能がどのくらいあるのかを「許容応力度計算」という計算をして、「耐震等級3」をクリアする設計をすることが重要です。

さらに、地震は小さなものもあれば被害が発生するほど大きなものまであり、さらに一度ではなく何回も起こります。地震により家が何度も揺らされると、柱と梁など各部のつなぎ目(接合部)が次第に緩んでしまい元々の耐震性能が失われてしまいます。繰り返しの揺れには、制振装置を使ってできるだけ家の傾きを少なくしてつなぎ目(接合部)のゆるみが発生しないようにします。

弊社では、「耐震等級3」の設計と「制振テープ」という制振装置を標準で取り入れています。

大地震が起こったらどこへ逃げればいいのか考えていますか?

いいえ、家にいればいいのです。壊れないので。

 

地盤の「固さ」を調べる「地盤調査」、SWS試験。

 

浅い層から深い層までしっかりした地盤です。

地盤改良の必要はありません。

 

地盤の「揺れやすさ」を調べる「微動探査」。動くでもなく音がするでもなく、ひたすら15分じっと待つだけ。

 

微動探査機 1台200万円くらいするそうです。

 

地盤の固さに問題が無くても揺れやすさは比較的高い結果となりました。

繰り返し起こる地震の揺れにより家の接合部がゆるみ、耐震性が衰えていく

可能性があります。そこで↓↓↓のような対策をとります。

 

制振テープ 一見ただの両面テープに見えますが、暑さ寒さにも性能がほぼ変わらない優れものです。

 

特定の場所に取り付けるタイプと違い、地震の力をまんべんなく吸収するので

家の一部分に負担がかかるということがありません。